そばの成分の中ででんぷんに続いて多いのがたんぱく質です。
たんぱく質はでんぷん等の炭水化物、脂質とともに
人の体のに必要な三大栄養素の1つです。
三大栄養素の1つだけあって大変重要な物質です。
たんぱく質は身体である、筋肉、血液や
体内で働く酵素、美容で有名なコラーゲンなどを作ります。
私達人間はたんぱく質で出来ていると言って言いと思います。
それほど重要な物質ですから、1日の必要摂取量も決められていて
日本の成人男性で100g/日 成人女性で75g/日です。
また取り過ぎも身体に良くないことが分かっています。
男性で約1.5倍の140g/日を取り続けると影響がある事が
分かっています。
ちなみに、栄養学分野ではたんぱく質、生物学ではタンパク質で
使い分けられているようです。
100g中の蕎麦のたんぱく質含有量は12mgです。
米で6.1mg、小麦で8.8mgですので
蕎麦のたんぱく質の多さが分かると思います。
また蕎麦のたんぱく質はとてもバランスよく
必須アミノ酸を含んでいます。
必須アミノ酸とは動物にとって必要なのに
体内で合成できないアミノ酸を言います。
必須アミノ酸は動物によって違います。
人間の必須アミノ酸は
イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン+システイン、
フェニルアラニン+チロシン、トレオニン、トリプトファン
バリン、ヒスチジンの9種類です。
そばのアミノ酸スコアは92
小麦は37点。
お米は67点。
大豆は100点
必須アミノ酸はほとんどが高い数値でも
1つが低いとその値しか吸収しない性質があります。
蕎麦に比べて小麦とお米はリジンというアミノ酸が少ないので
大きく低い数値になってしまうんです。
この点数はバランスなのでたんぱく質が低くても
点数が高い場合があります。
しかし、そばのグラフを見るとたんぱく質もキチンと
ありながら、単体でのバランスが良いのが分かります。
大豆は別格で素晴らしいですよね!
このようにそばは、質の高い植物性たんぱく質を
多く含んだ食べ物です。
他の健康成分も同時に取れますし。
蕎麦屋で蕎麦を食べて健康に!
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