そばはタデ科の植物で穀物です。
多くの栄養素やビタミンミネラルを含んでいます。
その1つが食物繊維です。
食物繊維という言葉は誰もが聞いた事があると思います。
また、健康に良いとは知っていると思いますが
なぜ健康に良いのかまでは知らない方が多いのでは
ないでしょうか?
まず、食物繊維とはなんでしょう?
食物繊維とは、体内で消化されない、消化されにくい
食物に含まれている成分の総称だそうです。
イメージ的にも繊維質で食べたら消化・吸収されずに
排出されるイメージですよね。
この食物繊維ですが、
かなり沢山の良い効果を持った成分です。
1日の推奨摂取量は20~25gですが
現代人の平均摂取量は14~15gと少なめです。
蕎麦1枚に含まれる食物繊維量は約4~5gです。
1日の摂取量には足りませんが、
1回の食事で取れる量としては、いろいろな食品の
中でも1番多いです。
では、食物繊維がどう健康に良いのでしょうか?
効用として代表的なものは
血中コレステロール値の減少、腸内菌の改善
便秘予防、肥満予防、糖尿病予防、動脈硬化予防
毒性物質の排出促進
と成人病予防、美容・健康に効果的なのが分かります。
いくつか解説していきましょう。
「血中コレステロール値の減少」
食べた食物の脂分はそのままでは吸収できません。
水に溶けた状態になると吸収出来るようになります。
水に溶けた状態にする為に胆のうから胆汁酸が
出てきて溶かします。
食物繊維は脂を溶かす胆汁酸と結合して
脂が溶けるのを妨げる働きをします。
そのため、脂分を沢山食べたときは
食物繊維も一緒に取るとコレステロール値を
下げる事が出来ます。
「腸内菌の改善」
腸内にはビフィズス菌などの有用菌と
体には良くない有害菌がいます。
この有害菌も歳を取るごとに増えてしまうようです。
有害菌は腸炎などの発症の原因になってしまいますが
有用菌は腸内腐敗防止、免疫強化、腸内感染の予防
腸管運動の促進作用など、良い事だらけです!
食物繊維を沢山取っていると、この有用菌が優勢になり
有害菌が抑え込まれている事が実証されています。
「肥満防止」
18~20才の女性を対象に食事のGI値を調査した所
食物繊維の摂取量が多い人ほど、
肥満を表す値のBMIが低くなることが分かっています。
これらのように食物繊維は体に良い効果があります。
とくに現代人は摂取量が減っているようですので
効果的です。
食物繊維を多く含む食品はほとんどが野菜・根菜類です。
これらの食品でも美味しく取り込む事が出来ますが
主食として1度に大量に食べる事は難しいです。
それに対し蕎麦は主食ですので
無理無く大量に食べる事が出来ます。
バランスの良い栄養素と食物繊維を無理なく取れる
蕎麦で美味しく健康に!
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