昨日久しぶりにそうめんを食べました。
そこでやはり蕎麦とは違うな~と思いました。
お客様には二八の方がつるっとしていますよ。
と言っています。
実際十割と比べたら二八の方がつるっとしています。
でも、そうめんを食べて
やはり蕎麦はザラッとしているな。と思いました。
二八といえど蕎麦が八割入っている訳で。
やはり多少ザラッとしているし、
それが蕎麦の良さではないかな?と思ったんです。
あの有名な 一茶庵 片倉康雄さん は蕎麦の良さについて
―「口中のぬめりや汚れをこそぎ落としてくれるような爽快感」
そのすがすがしさこそ蕎麦ならではのものである―
と自書の「片倉康雄 手打ちそばの技術」の中で書いています。
→ 「片倉康雄 手打ちそばの技術」が気になる方はこちらをどうぞ
私は今回この事を実感したんだと思います。
蕎麦は口に入れると角が適度にあり
その口内の感触がそうめんと違います。
まさに汚れを落としてくれる爽快感を感じます。
また、つるっとやぬるっとまではいかないけど
滑りの悪くない舌ざわりで抵抗なく飲み込めます。
噛み応えもうどんやそうめんとは違う感覚です。
ぐにっとはしないけど弾力があります。
適度なコシがあり、しっかりした噛み応えだけれど
さらに噛んでいくとぷつっと断ち切れます。
長さもそうめんとは違うと思いました。
そうめんの方が長くつるつるつるつるっと
ススルのが結構大変です。
その点蕎麦はずずずっと、ひと息でススルのに
丁度良い長さです。
そして、それらにほのかな香りとくどくない甘さが
加わるわけです。
蕎麦の美味しさは喉越しの良さにある。と
言う方もいますが、
私は口中の感触こそ
美味しさの秘密だと考えています。
口に含んだときの、蕎麦の角と悪くない舌ざわり
噛んだときの適度なコシとぷつっと切れる歯触り
それらから感じる爽快感と香りと味。
これらが適度にバランス良く合わさった時
美味しい!となるんだと思います。
あなたの思う
「蕎麦の美味しさ」
「美味しい蕎麦の条件」ってなんですか?
ぜひ教えて下さいね^^
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