そば粉に種類があるのを知っていますか?
普通の肌色のそば粉以外にも、
真っ白い更科粉、甘皮だけを取り出したもの
黒い皮を少し入れた田舎そば用
特別粗いそば粉など
製粉屋さんは機械を使って細かく取り分ける事で
独自のそば粉を配合し販売しています。
つまり、同じ品種、同じ産地のそば粉でも
製粉する時に細かく種類を取り分けるので
配合しだいでどんなそば粉も作れるというわけです。
それでは、最近見かけるようになってきた
『本日の蕎麦の産地は 〇〇産〇〇種です。』
と書いてあるのはどういう事かお話します。
さきほど、配合しだいでどんなそば粉も作れると言いました。
しかし、それは製粉やさんの特別な大きな機械で粉にした場合です。
製粉する方法は何種類かありますが、そば粉を製粉するのに
もっとも適していると言われているのが、石臼を使った製粉です。
石臼はご存知かと思いますが、この石臼でそばを製粉した場合は
細かく種類を分けて取り出すことが出来ません。
多少はふるいで分ける事が出来ますが、
甘皮とその他に分ける位が限界でしょう。
ですから、石臼挽き製粉の場合、
そば粉の品種、産地から蕎麦の味が決まってきます。
つまり、『本日の蕎麦の産地は 〇〇産〇〇種です。』
と書いてあるのは、
こだわった蕎麦屋さんが挽きたての美味しさを提供する為に
お店にも置ける大きさの石臼を使って石臼挽きにし、
より美味しいそばを提供するために、
色々な産地の色々な品種のそばを研究した結果、
それぞれに良さがある。と言う結論に達し、
週変わりなどで産地の違うそばを提供するようになった。
もしくは、石臼挽き自家製粉だけではアピールポイントが少ないと
週変わりや月替わりで違う産地や品種のそばを出す事で
よりこだわってる感を演出する。
もしくは、飽き性なので定期的に種類を変えて
自分が楽しく飽きずに仕事が出来るよう変えている。
と言うことになると思います?
実際の所は全ての理由が当てはまる事が
ほとんどだと思われますが、消費する側はラッキーですね!
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