蕎麦と日本酒は切っても切れない関係ではないでしょうか?
蕎麦前という言葉があるくらいですから。
蕎麦前とは、
言葉の通り蕎麦を食べる前に
軽くつまんで飲む事をいいます。
江戸時代から蕎麦を待つ間に軽く一杯ひっかけるのは、
蕎麦屋での常識だったようです。
その習慣は今も残っています。
蕎麦屋に簡単にサッと出てくるつまみがあるのは
そのためです。
蕎麦が出てくるまでの間ですから
手の込んだつまみは向きません。
さらには出来るだけ常時置いている食材で
作れる物の方が良いので
板わさ、蕎麦味噌等が都合が良かったのでしょう。
また、『抜き』と言って種ものの蕎麦なし、
天ぷら蕎麦で言えば汁にひたった天ぷらを
つまみに一杯やるのも粋とされていたようです。
今の蕎麦屋さんはどうでしょう?
やはり手の込んだつまみよりは
サッと出せるものが多いようです。
板わさ、蕎麦みそは健在です。
ただ、中にはお店の特色を出す為に
少し変わったつまみを出しているお店もあります。
自家製豆腐、自家製の薫製、
自家製刺し身蒟蒻など個性的なものも多いです。
そろえてある日本酒もこだわりの物が多いようです。
普通は1合で提供されると思いますが、
一人客の場合は半合で提供してくれるお店もあり
美味しいお酒を少しづつ楽しむ事も出来きます。
最近の日本酒は美味しくて安く
銘柄も多くあるので日本酒が苦手という人も
チャレンジしてみて欲しいです。
蕎麦屋は昼間から飲める貴重な場所です。
たまには休日の昼下がり美味しい日本酒と
美味しいつまみでのんびりするのはいかがでしょうか?
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