十割蕎麦(生粉打ち)とは?
そば粉だけで打った蕎麦を言います。
蕎麦は基本的に
そば粉、小麦粉、水を適度な分量で混ぜ合わせ作ります。
そば粉:小麦粉=8:2 なら二八蕎麦、となる訳です。
つまり十割は、そば粉と水だけで作られた物を言います。
お湯で混ぜ合わせる方もいるようですが、普通のそば粉なら
水でしっかりとつながります。
普通のそば粉とは、粉を手で握ったら手の形が残るような
普通の細かさで良い状態の粉を言います。
粉が粗すぎたり、挽いてから時間が経つと
そば粉の水分が飛んでしまい、しっとり感が無くなります。
すると、サラサラの粉になってしまい、繋がりにくくなるんです。
十割蕎麦は、『黒くて、短くて、ぼそぼそしている。』と
誤解している方が多いですが、
全くの誤解です。
確かに二八蕎麦に比べたらザラッとした舌ざわりになり
若干ボソッとした食感になる事もあります。
が、全ての十割蕎麦が黒い訳では無いし、短くも無いです。
食感もそば粉が粗すぎなければボソッとはなりません。
もちろん蕎麦の実を覆っている黒い皮を入れ
独特の風味と食感を出した十割蕎麦もあります。
その場合は黒くて、時折ジャリっとした食感がある
少しボソっとした蕎麦になるかもしれません。
関東では黒い皮は取り除かれ製粉される事が多いですし
関西では黒い皮ごと挽き風味と食感を楽しむ傾向にあるようです!
二八同様、どれが美味しいのか?ではありません。
それぞれに良さがありますので、お気に入りの十割蕎麦を
見つけて頂ければと思います!
黒い皮が取り除かれた蕎麦の実。
これを粉にしてそば粉になります!
おすすめ十割蕎麦
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