食品偽装問題。また出ましたね。
「悪意は無い」「認識不足」いろいろ言っていますが
九条ネギと普通のネギ。間違えるかな~?と言う感じです。。
それでふと思いました。
「個人店でそんなことしているお店ってあるのかな?」
私の店は無いです。
まあ偽装するほど特別な食材も使っていないですし
信用を失うことが本当に怖いですから。
むしろ彩の国黒豚と言う埼玉のブランド豚を
使っていてもお客様に伝えていないくらいです(笑)
まあそれもおかしな話ですが
食中毒と食品偽装同じくらいのレベルで
あってはならないと思っていますよ。
どちらも長年築いて来たもっとも大切な「信用」を
一瞬で無くしてしまいますから!
ただ、なぜ食品偽装が起きるのか?
嘘をつく店側は悪いが、それを食べるお客側に問題は無いのか?
考えて欲しいんです。
なぜ食品偽装が起こるのか?
これって、消費者が「安くて美味しいもの」と言う
矛盾を求めすぎているからではないでしょうか?
普通に考えて「安い」と「良いもの」は
絶対=(イコール)にはならないです。
良いものってのは高いものなんです。
もちろん「高い」=「良いもの」も間違いですが。
今、多少価格は高くても良いもの。を求める人に比べて
安くて良いもの。を求める人が圧倒的に多いです。
そしてそれが、食品偽装が無くならない
本当の理由なのではないでしょうか?
確かに、安くて良いものを提供して自分が生活出来る
収入が生まれるならそれが良いに決まってます。
でも、普通の豚と埼玉のブランド黒豚では
美味しさも違いますが、当然価格は違います。
原価が2倍に上がったら、売値は2倍以上あげないと
適正価格では無いわけです。
最低限の原価と価格の比率ってのがありますから。
黒豚使って、石臼挽きの手打蕎麦を使って
出汁には枯節をたっぷり使った肉南蛮が
500円で食べられたら最高ですよね(笑)
まあ絶対にありえません。
それで暮らすには沢山食べてもらわないと
生活できません。
つまりは薄利多売ですね。
少なくとも、駅から少し離れた住宅街にあって
満席で18席の私の店では無理のある価格設定です。
来年4月に消費税が上がります。
「安い」≠「良いもの」について
もう1度考えてみて欲しいと思います。
日本の食の価格について興味のある方は↓↓↓↓↓
日本の「食」は安すぎる
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