蕎麦とそば汁、これはどんな蕎麦やさんでも
定番の組み合わせだと思います。
定番を越え、昔からの文化ですよね。
そば汁と蕎麦、大切なのはバランスです。
両方のバランスが折り合ったとき
そば汁が蕎麦の味を引き出します。
そば汁は、かえし+だし=そば汁です。
(かえしは、醤油、砂糖、味醂を混ぜ合わせた物です。)
かえし と だしでそば汁の味が決まる為
蕎麦屋さんはこの2つに力を注ぎ工夫します。
かえしは醤油+砂糖+味醂で作られます。
これはどのお店も大きく違わないと思います。
ですので、材料と分量、そして作る工程で工夫します。
作る工程には3種類の方法があります。
1.生がえし 醤油も砂糖も味醂も火を入れず混ぜるだけ。
2.半生がえし 温めた醤油に砂糖、味醂を溶かす方法。
3.本がえし 醤油、砂糖、味醂を混ぜ合わせ温める方法。
多くの蕎麦屋さんがこのいずれかの方法でかえしを作り
寝かせて使用します。
地面に埋めたカメで寝かせる人もいます。
次にだしです。
材料は鰹節、鯖節、宗田節が多いです。
鰹節だけだったり、鯖節を加えただけだったりと
ここでも蕎麦屋さんは各々の工夫を凝らします。
椎茸を加えるお店もあります。
そして、自分の蕎麦とバランスの取れたそば汁で
勝負していくんです。
そば汁は以外と軽視されがちですが
実は蕎麦と同じくらい創意工夫を凝らして
原料にもこだわって作られています。
蕎麦屋さんの工夫の結晶を味わってみましょう!
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