蕎麦屋で大切なのは蕎麦とそば汁です。
蕎麦も大切ですが、食べるのにはそば汁は
欠かせないですよね。
そば汁は醤油、カツオ節、砂糖、
そしてみりん(味醂)から作られます。
それぞれのお店が自分なりの作り方で手作りしているんです。
みりんとは?
みりんは日本料理に使われる液体の調味料です。
黄金色した甘いアルコールですね。
美味しいみりんはそのまま飲んでも美味しいです!
使い方
みりんは甘いので調味料として、
また食材に照りをだしたりするのに良く使われます。
他にも
●魚などの生臭さを抑える
●食材に味がしみる手助けをする
●煮崩れしにくくする
●コクや旨みを加え、味をまろやかにする
など、色々な使い方があります。
入れる順番としては煮崩れを防いだりするので
普通は最初のころに入れます。
仕上げで照りを出すには最後に入れます。
みりん風はみりんじゃない。
みりんには色々種類があると思われがちですが
本当のみりんは1種類だけです。
スーパーなどで安く売られているものは
みりん風調味料だったり、発酵調味料だったり
本みりんとは似ているけど別のものです。
本みりん(みりん)
もち米、米麹に焼酎(や醸造アルコール)を加え
じっくり熟成させて作られる。
本格焼酎で作られる物を伝統的製法ということもある。
みりん風調味料
みりん風味にするために、うまみ調味料や水あめなど
色々なものから作り出したもの。
酒税もかからないように、アルコール度も1%未満に抑えてある。
発酵調味料
アルコールと米やぶどう果汁などを発酵させたもので
塩を加えることで酒類として扱われ無いようにしている。
本みりんの作り方
1.蒸したもち米に米麹を混ぜる。
2.焼酎(または醸造用アルコール)を加えもろみにする。
3.室温で60日ほどじっくり熟成させる。
4.絞ってから濾過してボトル詰めされる。
日本酒と似た作り方ですが
水ではなくアルコールを加えて熟成させるため
酵母菌の発酵が抑えられ糖の消費が減るので
(酵母菌は糖からアルコールを作ります。)
日本酒より多く糖が残り甘くなります。
みりんは砂糖にくらべ深い味わいがあります。
9種類もの糖類が入っているためです。
ですのでコクや旨みに違いが出たり
味にまとまりが出たりと上手に使えば
料理を美味しくしてくれる調味料です。
蕎麦屋さんはそば汁のもとになる
「かえし」を醤油、みりん、砂糖から作ります。
「かえし」に出汁を加えてそば汁が出来るわけです。
みりんは旨みを加えたり
味をまとめたりする効果がありますから
蕎麦屋さんも厳選したみりんを使っていたりします。
そば汁からどんなみりんを使っているのか
想像してみて下さいね^^
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