手打そばの打ち方シリーズではその名の通り
手打そばの打ち方を水廻し、のし、たちで
解説し、記事を全て読めばとりあえず打てる様に
いろいろお伝えしようと思います。
今回は蕎麦玉を薄く広げる作業についてです。
この作業を「のし」と呼びます。
そば打ちの全体的な流れと注意点をお伝えしました。
そば打ちの流れは
混ぜて、広げて、切る です。
「のし」は広げるにあたります。
「のし」の為に用意する物
そば玉を薄く広げる為には
●作業をする作業台「のし台」と
●薄く広げる為の棒「のし棒」
●そばが台や棒にくっつかないようにする「打ち粉」
●そして前回作ったそば玉が必要です。
のし台は綺麗な板やテーブルなどで良いのですが
大きさは最低60cm×60cmは欲しいです。
のし棒は初心者の時は1度に打つ量が少ないので
1本でもなんとかなります。
しかし、上手になり1度に打つ量が増えると
のし棒に加えて巻き取り棒として最低1本、2本は欲しいです。
長さはのし棒が60cm、巻き取り棒が90cm。
1度に打つ量が1kgを越える頃には、もっと長い物が
必要になります。
のし棒 60cm、 巻き取り棒 120cmくらいは必要です。
のし棒φ3×90cm 巻き取り棒φ3×120cm
材質は色々あり良い物ほど使いやすいとは思いますが
始めのうちはホームセンターなどで棒を買って
それを適当な長さに切ったものでも十分だったりもします。
打ち粉はよく小麦粉を使っていると勘違いしている方も
いらっしゃいますが、そば粉を使っています。
実は打ち粉はそれほど多く取れるものでは無いので
食べる用のそば粉と同じかそれ以上に高かったりします。
蕎麦屋さんで分けてもらいましょう。
広げる「のし」の注意点
広げるの注意点として2つお伝えしました。
1.早く広げた方が良い。
2.厚みは同じが良い。
覚えていましたか?
1.早く広げた方が良い。
これはそばが乾くと美味しくない事や
もし蕎麦屋としてそば打ちする事になると
やはりスピードが大切であることが理由です。
2.厚みは同じが良い。
これはとても当たり前の事です。
1.2mmの部分と1.5mmの部分では食感、ゆで時間
そして見た目もかなり違ってきます。
ですから厚さは好きな厚みで良いのですが、
1.2mmなら全体が1.2mm。1.5mmなら全体が1.5mmと
全体的に同じ厚さである事はとても大切な事です。
次回は「のし」の作業に入ります。
のし棒を使うのでさらに楽しいと感じると思いますよ^^
僕がそば打ちを勉強した書籍を、こちらでご紹介させて頂いてます。
ご覧になって下さい。
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お家にある道具で美味しい手打ち蕎麦を打つ方法
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